ギリギリ起きてる

いつもねむい。

初めて生で聴いたオーケストラがベルリンフィルだった

これです。わたしが初めて聴いた生のフルオーケストラは。
上のはバナーではなくただの画像なので
クリックしても飛べません。悪しからず。

わたしは中高と吹奏楽部で
大学ではジャズを始めて、アルトサックスとバリトンサックスをやっています。
オーケストラではサックスを扱う曲は片手で数えるほどしかなく、
故にわたしとは今までほとんど接点のない音楽ジャンルでした。
もちろん知識もほとんどナシ。
小中高とピアノをやってきたのでクラシックの知識と言えばピアノについてくらい(それも浅いです)。


そんなわたしがベルリンフィルの演奏を聴くことになったきっかけはこうです。

TwitterのTLに
「音楽を学ぶ学生の皆さんをベルリンフィルの公開リハーサルにご招待!!」
という広告が突然現れました。
もちろんクリックします。
(これって音大生限定かな…?まあいっか、応募するのはタダだし、ダメなら落選するだけ。)
という本当に軽い気持ちで応募しました。
「わたしは音大生ではないし、
普段演奏するするジャンルはジャズですが
クラシックにも興味があるので応募しました。」
と、応募フォームの最後の「意気込み」みたいな感じのところに入力したのを覚えています。
400字入れられるのにたったこれだけの熱意もクソも無いような文章で、
なんと、当選しました。

知らせは応募したのも忘れた頃に来ました。
こんな感じです。

当選したので行ってきました、1人で。
周りにいたのはこの人たち音大生だろうなぁ〜という出で立ちをした
澄ました顔の紳士淑女の皆さんでした。
少し緊張しました。

演奏が始まると、とても不思議な気分になりました。
音の繊細さが半端じゃない。
解像度高すぎ。
10億万画素くらいあるんじゃないか。
しかも2Dではなく3D。
原子と宇宙を同時に見ているような不思議な感覚。
毛穴のひとつひとつ全てに音がスルスル入ってきて、
体内にふんわり溜まっていく感じがしました。

ジャズのビッグバンド(ジャズでの大編成。といっても20人程度)や、
コンボ(3〜8人くらい)を聴いているときは
感じたことのない感覚でした。
ジャズを生で聴いているときも、
「3人なのに何でこんなに立体感がある演奏が出来るんだろう」とか、
「18人皆がスターですごい」とか、
「リズムで確実に身体が揺さぶられる感覚!」とか
感動する経験は多くしてきましたが、
初めてクラシックのフルオーケストラを生で聴いて、
新しい感覚を味わいました。

絶対にこれはCDやyoutubeでは感じられないものだと思います。
ジャズの生演奏でも、クラシックの生演奏でも、
聴いたすぐ後に
「じゃあこの人たちの他の曲はどんな感じなんだろう?」と
youtubeapple musicなどで検索して聴いてみると
「何でこんなに音がペラッペラなのよ…」と
ゲンナリするんですよね。
(単にイヤホンやハードのせいで音質が悪いっていう問題もありそうですが、
生に勝るものはないと思います)
なので、ライブに行った後やコンサートの後は
何も聴かないでしばらくフワフワしていることにしています。

わたしは指揮者がこの人だからこう、とか語れるまで
クラシックに詳しい人間じゃないですが、
こんなに感動できるのならまた聴いてみたいな、と思いました。

これを言うと怒る人もいるかもしれませんが、
生演奏を聴きながら眠るの、サイッコーーに気持ち良いんですよ。
わざわざ金払って寝るのかよ笑 って感じですが。
演奏が上手すぎると心地良すぎて眠っちゃう時があるんですよね。
下手な演奏では絶対に眠れません。気持ち悪いし。

クラシックもジャズも
衰退していく音楽だとか言われて久しいですが、
わたしはまだまだどちらも聴きたいです。
今度、わたしがよく聴いているジャズや新しい音楽について書きます。