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資生堂インテグレートの炎上CMに思うこと


小松菜奈 森星 夏帆 CM 資生堂 インテグレート「生き方が、これからの顔になる」Nana Komatsu,Kaho,Mori Sei


めがね女子・小松菜奈、疲れ顔から華麗に変身 『インテグレート』新TVCM“「がんばってる」を顔に出さない。”篇

 

わたしは2種類しか知りませんがもしかしたらもっとあるかも。

 

なんかインテグレートのCM盛り上がってますね(炎上してる)。

上のCMは25歳の誕生日を迎える女の人に向かって

「今日からあんたは女子じゃない」「もうチヤホヤされない」

「カワイイという武器はもはやこの手にはない」という部分、

下のCMは上司が仕事をする女の人に向かって

「がんばってるねえ。でもそれが顔に出ているうちはプロじゃない。」

という部分が問題になっていると思われます。

 

最初に言っておきますがわたしはこのCMすごく好きです。

 

わたしは今22歳でもうすぐ23になるんですが、

25歳くらいまでに『若さ以外の武器』を手に入れないと

人生が破滅すると思っています。

若さや可愛さは年齢とともに漸減する価値なのです。

その事実に逆らってしがみついていても、スルスルと手の中から零れ落ちていく。

抗うことは不可能。

だから若さや可愛さしか武器がない人にとっては、

怒りたくもなるような切迫感のあるようなCMなのかなぁ、と思いました。

 

若い女性が少し世間から優しくされるということにはもう気づいています。

それと、それがもう長くは続かないということも。

でもわたしはその恩恵にあずかっているし、悪いことだとかも思わないし、

むしろちょっとラッキー期間!くらいに思っています。

その期間に終わりがくることもわかっているし、

終わりが来るまでに自分なりの他の武器を手に入れればいいと思っています。

若さを失う直前や失った時にそれに気付くのでは遅すぎるけれど。

 

わたしはそもそも何歳の女性のことも『女子』と呼ぶことにとても違和感を覚えます。

年齢と共に女性の良さって変わっていくものだと思うのに。

もちろんいくつになっても美意識が高い女性は素敵だと思いますが。

可愛さや見た目の若さだけではなく、年齢に合った美意識の発露の仕方があると思うのです。

所作の美しさとか、言葉遣いとか。

年齢に合った美意識の発露の仕方を知っている人が

見た目も美しいままいられるのではないか?というのがわたしの仮説です。

 

下のCMの「がんばっているのが顔に出ているうちはプロじゃない」

ってやつも、それって男女ともに言えることであって、

別に不自然なことじゃなくないですか、と思います。

「オレ、めっちゃ頑張ってんス!!!!!!」っていうのが顔に出てる大人ダッセェ。

それを見せていいのは気を許している人だけなのでは?と。

それが「ちゃんと化粧しろよ」に繋がったのがマズかったのかな。

そういう嫌な上司がいたら、

確かに〜ってなる前にクソ上司!!って話題になって

あいつの毛根が死んでるのは男子力がないからじゃね?とか

息がクセェから近寄んなよとか

女子会でめたくそに言うと思います(CMの上司はハゲてないけど)。

 

SNSが発展したおかげでそこらへんの人の意見がかなり通りやすくなって

よかったことももちろんあったんでしょうが、

最近は怖いなあ、という気持ちの方が大きいです。

8本もレギュラー番組の仕事をもっていた人が全て失ったり、

CMを差し替えなければいけなくなったり。

発言や内容の是非はとりあえず置いておくとして、

気に入らない人やものがあったら簡単に失脚させられる世の中だなぁと思います。

 

わたしはどうせならその発言力を

良いものを広げたり知らせたりするほうに使いたいです。