読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ギリギリ女子大生の日常

まだギリギリ女子大生です。

高橋まつりさんを殺したのは電通でありお前らでありわたしだ

他人の死をコンテンツとして消費するようなことは嫌で
記事を書くかどうかずっと迷っていたし、
またしはまだ正社員として社会に出たことはないので
もしかしたら少しズレた考えをしているかもしれないけど、
それでもこのままじゃダメだと思うし、
これを機に社会が変わる動きが少しでも強くなればいいなと思ったので微力ながら書く。

既にご存知の方が多いと思うけど、
高橋まつりさんという方は、東大を卒業して新卒で電通に入社して、
入社1年目のクリスマスの日に自殺をし、過労死認定された。

この方は美人で東大卒のエリートで電通というネームバリューのある企業だから話題になったが、
日本では年間3万人も自殺をしている。
さいたまスーパーアリーナの収容人数が22000人。
さいたまスーパーアリーナに埋め尽くされる観客よりも多い人数が、
誰かに気持ちをボコボコに殴られて自ら死ぬことを決めている。

仕事を苦にした自殺や過労死した方も多くいるはず。
今回話題になっているのは電通だが、
多分、電通の下請けの製作会社のほうがもっと薄給で激務だと思う。
そういう会社の人が何人自殺したって突然死したってニュースにならない。
今日も、どこかで知らないおじさんが首を吊っているかもしれない。
毎日人身事故で電車が遅れて皆イライラしているけれど、
その裏にどんな葛藤や絶望があったかということについて
毎日考えている人は少ない。

自殺は、加害者の多い他殺。
高橋まつりさんを殺したのは、
電通という企業であり、上司などの周りの人たちであり、
クライアントであり、わたしたち皆なんだと思う。

わたしには電通に入った友達はいないけれど、
もしそういう友達がいたら
電通!?すごいじゃん!!」って言ってしまうと思う。
その人の所属に価値を見出すのって危険なことだと思う。
その所属をその人から剥がしたらその人の価値がなくなってしまうように錯覚することがあるから。
他人から見ても自分のことを考えても。
「皆が知っているような有名な企業で高い給料をもらっているんだから辞めるなんてもったいないよ〜」
なんて、追い詰めるようなこと言ってしまうかもしれない。

自殺の要因になってしまった人たちもまた、
誰かに気持ちをボコボコに殴られて苦しんでいるかもしれない。
だからと言って他の人をボコボコに殴ることは許されないけれど、
今生きているわたしたちにできること、しなきゃいけないことは、
電通が悪い、高橋まつりさんの上司が悪い、と
誰かをボコボコに殴ることではなくて、
苦しみながら生きる誰かを優しく抱きしめてあげることなんだと思う。
残念ながら、死んだ人はもう戻ってこないから。
これからは、誰も自分で命を絶たないように。

再配達させて無駄に配達員さんを動かすことのないよう
宅配ボックスのある家に住むとか、
コンビニのレジで「ありがとう」って毎回言うとか、
居酒屋のバイトの新人さんに「ゆっくりでいいよ」って声をかけてあげるとか、
そういうすごく小さなことしか思いつかないけれど、
わたしはそういう風に声を掛けていただいて心を救われたことが何度もある。

あいつが悪いとかあれがおかしいとか言って直すのもいいけど、
誰かのダメさをみんながすこし許すことの方がもっと重要だとわたしは思う。


==============================

この件については色々読みました。
どれも読み応えがあります。
みなさんも読んで、考えてみてください。

http://anond.hatelabo.jp/20161016215206
残業を禁止したらブラック企業が生まれた話 - はてな匿名ダイアリー

http://anond.hatelabo.jp/20161016113650
電通の人間の大半は他人事だし、下請け制作会社のことも書いてみる - はてな匿名ダイアリー

http://jnakagawa.blog.jp/archives/1061586847.html
電通新入社員が自殺 広告業界に蔓延するクソ長時間労働の根深い実態を書いておく : おはよウサギ

http://toianna.hatenablog.com/entry/2016/10/15/102629
電通に入るようなエリート層は「降りたら死ぬ」ゲームを生きている - トイアンナのぐだぐだ

http://monthly-shota.hatenablog.com/entry/2016/10/20/214026
広告業界という無法地帯へ」 - 月刊ショータ

広告を非表示にする